
みなさん、こんにちは。
人文学研究振興会、椎名です。
今週のコラムをお届けいたします。
今日のテーマは「経営者が、まったく異なる分野の業界からヘッドハンティングされる理由」です。
大手コンビニチェーンから食品メーカーとか、外資アパレルから製薬会社とか、鉄鋼から外食産業、のように、話題性もあって、経営者の転身は必ず報道やニュースになっています。
ですが、これは一体なぜなのでしょうか。ここにはある共通性が隠されています。
今日は、この点について、触れていきたいと思います。
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まず、ある特定の分野ごとに、ピラミッドがあるとします。
ピラミッドの頂点には、経営者の業務、ピラミッドの下に行くほど、一般職の業務となり、企業によって名称も異なりますが、真ん中らへんが課長職やマネージャークラスの中間管理職です。
図で示すとよく分かりますが、「ピラミッドの上に行くほど面積は小さく、抽象性は上がるものの共通性が増える」という性質があります。
これは資本主義そのものの仕組みであるとも言えますが、この性質こそ、経営者の畑違いの転身を可能にしています。
なぜなら、抽象性は上がるものの共通性が増えるにも関わらず、全体の面積は小さくなるからです。
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正確には若干ちがいますが、めんつゆやコーヒーのポーションみたいな感じで「4倍濃縮」とか「20mlに対して、お湯200mlを入れてお使いください(10倍希釈)」のようなものです。
普通に作った1倍のめんつゆやコーヒーと比べて、量は少なくなっていますが、
ギュッと濃縮されたそのめんつゆやコーヒーは、実際には四人分だったり、10杯分だったりするわけです。
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よく、経営者や経営顧問をはじめ、富裕層の方からも「なんで、そんな図書館の地下で眠っているような分野にスポットを当てているのですか?」と、初めの頃に聞かれるのですが、
これも同じで、人文学が人知れずピラミッドの上の「10倍濃縮」を歴史上、密かに担ってきたからに他なりません。
10倍にも20倍にも薄めないと、なかなか使い物にならないくらいの抽象性ではありますが、
それゆえに、資本主義を渡ってきた人や、長年トップを張ってきた人には共感を感じていただけるようです。
これは、トップ前夜にいる経営幹部や執行役員の方も同様で、
それに準じる20代・30代で経営者の方や、すでに本社や本部中枢の重責を担っている若手の方にも興味をお持ちいただく共通のテーマになっています。
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抽象度が高い分、共通性も高く、その性質のためにシンプルで幅広い用途に応用させやすいのが、このテーマの良いところであると考えております。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
本日もゆっくりお過ごしください。
人文学研究振興会
椎名